お世話になります。スズキ(@daisukesuzukijp)です。
かなり昔。2005〜2008年頃に英語スキルを身につけるべく、割と頑張って勉強している時期がありました。愛知県の田舎で生まれ育ち、留学経験もない私ですが、仕事で最低限使える(読み書きできる)レベル、TOEICスコアも世間一般では高得点と呼ばれるレベル(最高スコア895)へトントン拍子で到達。ちなみに独学で。
職場の同僚へ、当時の学習歴や方法を振り返りシェアする機会があったので、こちらでも残しておきます。なお、すごく簡単まとめると
- 基礎から積み上げた
- コツコツ継続した
という感じで、目新しい学習方法ではありません。
英語学習のタイムライン・内容の振り返り
学習初期(2005年末〜2006年春):英単語の勉強のみ
私の英語学習の第一歩は「英単語帳」でした。空いてる時間に英単語帳とノートを開いて、少しずつ知っている英単語を増やしていく。その際に意識していた点、そして効果も実感した点は以下の3つ。
- 書きながら記憶
- 例文とあわせて書くことも
- 書きながら単語を声に出す
- 付属のCD音声にならって発音(完コピを目指す)
この時期の学習手法でやって無駄だったことは一つもないかな。今でも英単語のボキャブラリーを増やす時は、同じ手法を取ります。最近はもっぱら👇のシリーズ。
学習初期のスズキ
年齢:20〜21歳
職業:自動車工場作業者
学習時間:不定期でやって1時間くらい
モチベ:今で言う “何者かになりたい病” のようなものに苛まれていて、この時はまだ「なんとなく将来のために勉強」し始めた感じ。学生時代に好きで成績良かったし、周りに英語できる人いなかったのもあったのかな。良くも悪くも地に足のついた第一歩
学習中期(2006年春〜2006年秋):色々手を出す
英単語帳を使った勉強を数ヶ月続けると、飽きや物足りなさが目立ち始める。そこから先は、色々な勉強法に手を出したと記憶しています。幸運なことに、ここも採用した勉強法のすべてが効果的でした(今でも活きている)。
英語で日記を取る
多分、雑誌などで「英語で日記を取って伸びた」みたいな記事を見かけて始めたんだと思う。1日1ページで、ページが埋まるまで書くことをノルマに課してました。まぁ、苦行。そんなネタないし。
結果2−3ヶ月でやめてしまいましたが、
- 英語で文章を書くことに抵抗がなくなった/慣れた
- 書いた後に声に出して読んでたので話す練習にもなった
- 書きたいことを書くために英文法を学習するきっかけになった
といった恩恵を受けられたと思います。
英文法書で知りたいことを調べる
上述の通り、この時期は英語日記を試みていましたが、当然、最初のうちは書きたいことをどう書いたらよいかわからず。何がきっかけだか忘れたが英文法書の存在を知り、「これを読めば英語のルールが分かる!」と思いすぐに購入。
実際に英文法書を手にした後は、知りたかったことの答えを得るだけでなく、文型や時制、関係代名詞など中学・高校で学んだ基礎部分も改めて読み、理解の深化を図りました。
英単語や語彙集を増やす
知っている英単語を増やす勉強はこの時期も継続。加えて語彙集(フレーズ)を増やすことも取り入れました。勉強方法は学習初期で記載した内容と同じため割愛。
一人海外旅行でネイティブ英語に触れる
仕事をやめてニートになった後は、一人で一週間ほどニューヨークへ行きました。なんとなくカッコいい街で行ってみたいという理由が主ですが、せっかく行くなら自分の英語力がどのくらいのレベルなのか測ってこよう、というテーマもありました。
行く前には、海外旅行の流れ・シーン毎に本場の英会話を音声とテキストでまとめた書籍を聞き込み&読み込み。現地に着いてからは、落とし込んだフレーズを積極的に使いました。
もちろんその書籍だけでは、生活に必要な言葉を網羅できていないので、苦労することは多々ありましたが、それも足りないを知る良いきっかけに。
学習中期のスズキ
年齢:21歳
職業:自動車工場作業者〜ニート
学習時間:平日は仕事後、休日は1時間くらい
モチベ:「将来、英語を使った仕事ができたらいいな〜」と思い始める。まだ具体的な目標はなかったかな。
学習後期(2006年秋〜2007年春):基礎構築とTOEIC受講
ニートという将来について考えざるをえない状況に身を置いた若きスズキ。英語を使う職に就きたいという思いが強くなる。学歴やコネも何もないので、能力を証明するためにTOEICで良いスコアを取ることを目標に設定。
当時の設定目標は
- 2007年1月のTOEICテストでスコア700以上
- 2007年2月のTOEICテストでスコア780以上
- 2007年夏頃までに英語を使う職に就く
今でもよく覚えている。
TOEICに向けた勉強方法を考える
目標を設定した後、TOEICハイスコアに向けて猪突猛進!ではなく、早く&確率高く良いスコアを取るための勉強方法を1週間ほど考える。我ながら偉い。
結論は、いきなり模擬テストなどTOEIC特化の勉強をするのではなく、英語の基礎を固めることから始める。基礎をしっかり作ったうえで、TOEICの勉強に取り掛かる。直感的に急がば回れが最短距離になると感じたこと、ハイスコアとっても仕事で使えなければ意味がないと感じたこと、が検討経緯にありました。
当時の計画としては、
- 2006年11〜12月:英語の基礎固め
- 2007年1〜2月:TOEIC特化の勉強
といった感じ。TOEICの勉強期間が短いですが、大丈夫だろと根拠のない自身があった。
英語の基礎固め
英語の基礎固めの手法については、学習初期〜中期でやったことを再度じっくりやった、という感じ。
英文法書を頭から最後まで読む
毎日一定量キリが良いところ(文法書内の一節か一項の全て)まで読む、大事そうなところはノートに転機。そうやって2ヶ月くらいかけて、英文法書を一通り目を通しました。当然全て覚えられるわけもないので、忘れてもOKとある程度気楽にやっていたことも覚えています。
TOEIC頻出単語・フレーズ集でボキャブラリーを増やす
単語や語彙集も基礎と捉えていたので、英文法書の読み込みと並行して強化。こちらに関しては、TOEIC向けの単語や語彙集をまとめた書籍を活用して学習しました。もちろん、読むだけでなく、書いて声に出しながら。
TOEIC特化の勉強
TOEIC特化の勉強といっても模擬テストをやるだけでした。
意識したのは、
- 回数をこなすこと
- 間違いを復習して、正解がなぜ正解なのか理解すること
- テストの体力と集中力を強化すること
仕事の日はリスニングとライティングをそれぞれ1パート、休日は最低1日1回は模擬テストをやっていました。
※さすがにこの頃には脱ニート済み(工場へ復職)笑
学習後期のスズキ
年齢:21歳
職業:ニート〜自動車工場作業者(残業あり:平均40h/月、休日出勤あり、夜勤あり)
学習時間:平日は仕事後に1時間、休日は全振り
モチベ: “何者かになりたい病” の出口が「世界で通用するビジネスマン(当時まま)」。現状と理想のギャップが大きく、本気で抜け出したい、そして成りたい、という思いがあったから、この時期は英語に全振りする
独学での英語学習の結果
こんな感じで勉強した結果どうなったか。以下の目標はクリアできたのか。
- 2007年1月のTOEICテストでスコア700以上
- 2007年2月のTOEICテストでスコア780以上
- 2007年夏頃までに英語を使う職に就く
TOEICテスト
2007年1月受講でスコア730を取得、2月受講で800を取得。無事クリアすることができました。
その後も学習後期の「基礎固め」と「TOEIC特化の勉強(模擬テスト)」のサイクルを回し、870、895と順調にスコアアップ。
余談
895を取得したTOEIC受講、手応えがめちゃくちゃ良くて最低でも900半ばと思ってたら900すら未達。この結果で何かがプツリと切れ、一切の英語学習をやめました笑。
なお、15年ほど経った2023年に再開しています。最新の英語学習方法についてはまた別の機会で。
私のTOEICスコア歴史
# | 受講年月 | スコア | 補足 |
---|---|---|---|
1 | 2007年1月 | 730 | |
2 | 2007年2月 | 800 | |
3 | 2008年4月 | 870 | |
4 | 2008年?月 | 800中盤 | ノー勉強 |
5 | 2008年11月 | 895 | |
6 | 2023年5月 | 820 | 15年間ノー勉強 |
英語を使う職に就く
こちらについては半分クリアかな。目標のタイミングには間に合わなかったけど、2007年冬頃に無事に英語を使う職に就くことができました。
15年以上経った今でも、英語は自分のスキルとして仕事で活用し続けています。幸運なことに出張で海外(サンフランシスコやニューヨークなど)へ行く機会に恵まれるまでに。今となっては、うにと離れたくないのであまり行きたくないですが…。
まとめ
冒頭で書いた通りです。
- 基礎から積み上げた
- コツコツ継続した
知ってる英単語や語彙を増やし、それらを正しく使うための英語のルールを英文法書で学び、“基礎から積み上げた”。その後にちょこちょこっとTOEICメインの勉強をしてそこそこのスコアを取る。
2005年末から2007年春まで約2年間 “コツコツ継続した”。最初は少ない頻度で短時間、最後の方は遊ぶ時間を捨てて全振り。
そらある程度は身につくわな、という感じの学習法です。楽ではない。それでも、天才じゃない限り当たり前のことをちゃんとやるしかない。私はこの時に頑張ってよかったです、本当に。
以上です。